平松祥史(jgoamakf)のブログ

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パスワード同期ソフトをLastPassからEnpassに乗り換えた

私はEnpass使うことにしたのですが、初期設定が楽だし、何より無料でPCとスマートフォンの同期ができるので、この2つのソフトのどちらが良いか聞かれたらLastPassと答えます。

EnpassよりLastPassの方が良いところ

1. ログインフォームの検出精度が高い

LastPassやEnpassのWebブラウザ用アドオンはパスワードの自動保存と自動入力を行ってくれるのですが、Enpassのアドオンは上手く働かない一方でLastPassのアドオンは成功するWebサイトがあるのです。

自動で保存・入力できないと手動でデータを作ったりパスワードをコピペする必要があり、面倒です。

2.LastPassは無料でiOSAndroidWindowsmacOSLinuxの同期ができる

WindowsmacOSLinux用のEnpassは無料なのですが、iOS用とAndroid用のアプリは有料です(ダウンロードは無料だが20サイト以上保存するにはアプリ内購入が必要)。

LastPassは有料プランもあるのですが、WindowsmacOSLinuxiOSAndroidの同期は無料プランでも可能です。

3. Enpassの同期設定はDropboxとEnpass自体のパスワードが両方必要になる

LastPassLastPassのサーバーにパスワードが保存されているので、LastPassのパスワードを入力すれば使えるようになります。

Enpassはデータ自体はPCやスマートフォン上のファイルに保存し、同期はDropboxやOneDriveなどのデータ同期クラウドを別に使用します。

つまり、Enpassでパスワードの同期を行おうとするとEnpassのパスワード以外にDropboxやOneDriveのパスワードが別に必要なのです。

パスワードマネージャーを使っている場合、Enpassなどパスワードマネージャーをアンロックするパスワードは覚えていてもDropboxなど個々のパスワードは覚えていないので、PCやスマートフォンにアプリケーションをインストールした後「Dropbox上にあるEnpassのデータが取得できないと、Dropboxのパスワードが分からない」という、車の中に鍵を置いたままロックしたような状態になってしまいます。

LastPassよりEnpassの方が良いところ

1. パスワード管理ソフトが使いやすい

LastPassはPC上でのパスワード管理はWebブラウザで行います。

このためWindows 10 のメールソフトやDropboxクライアントにパスワードを入力するためLastPassでパスワードを調べようとすると、まずWebブラウザを起動することになります。秘密の質問のメモやパスワードの生成も全てWebブラウザで行うのですが、多くのWebサイトを管理するためにはLastPassは使い勝手が悪いです。

一方、EnpassはWindowsmacOSLinux用のデスクトップ用のネイティブアプリケーションを使うので使い勝手が良いです。

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